2005年1月14日 国道418号線アタック・決行
予定ルート:名古屋よりR42を北上、岐阜県川辺町にてR418に入る。通行不能区間を抜けR19に合流、そのまま帰着。
天候:快晴、微風
乗り物:自転車
携行したもの:ロードマップ、懐中電灯、鈴(クマ避け)、チョコレート(非常食)
自宅に残してきたもの:遺書

■今池 8:00
 午前七時半頃家を出、ひとまず42号線の起点へと向かう。道に迷わないためのロードマップは必須だが、それ以外に、今回の行程の特殊性に鑑みて懐中電灯、鈴、チョコレートを用意した。懐中電灯は酷道区間中にある無明の二俣トンネルに対する備え、鈴は自然の中に還りつつあるという酷道を走る上での用心、チョコレートは遭難時のための高カロリー食である。そして、26年間生きてきて初めて遺書というものも書いてみた。何のことはない、「もし行方をくらましても探さないで下さい」というものである。「国道を走るのに何を大袈裟な」。事情を知らない人はそう言うかも知れない。しかし、418号線といえばレジャー気分で挑むような相手ではないはずだ。酷道区間の入口まで自動車で乗り入れられるような身分ならいざ知らず、こちらは酷道に入るまで40km強を自転車で走り、酷道脱出後も60km近く、同じように自転車で引き返そうというのである。クマ避けなんて、非常食なんて、遺書なんて…。そういう思い上がりが命取りにつながりかねない。アリの隙間から堤が崩れるということもある。

 前日夜に携行品の確認は済ませておいた。準備は万端遺漏なし…と言いたいところだが、一つ、不手際があった。数日前に百均で購入した懐中電灯は、単二電池で動くタイプのものだったのである。電池など家に帰ればいくらでも転がっていると高を括っていたが、在庫は軒並み単三ばかり。懐中電灯に明かりをともすことは出来なかったのである。二俣トンネルまで40kmの間のどこかで、単二の電池を買う羽目になった。

 その「どこか」は、存外近くにあった。コンビニで買うことにはなるだろうと思っていたのだが、42号線起点まで向かう途中の今池には「ショップ99」があったのだ。ちょうどいい、ここで電池を買っていこう。ところが、この店でも単二電池は在庫切れ。代わりに、単一電池と、単一電池で動作するタイプの懐中電灯を売っていた。普通のコンビニで単二の電池を買うよりも、ここで電池もろとも懐中電灯を買った方が安くつくだろう。どこかアホらしく思いつつも、電池と電灯、それと午後の紅茶ミルクティーを買い、先を目指す。

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