甲府の夜

 中央線にて、甲府の町まで引き返す。特急が止まらない駅なので、少し待ったが、その間に特急かいじはイントネーションが賭博○○○のシリーズや海上自衛隊と同じであることを知った。

 普通列車のみ停車の駅とは言え、この区間は列車本数も多く、移動は容易だ。6時半少し前には甲府入りできた。以前、今日のコースに近い流れで大月の岩殿山城を落とした後、甲府に泊まるつもりで戻ってきたのは良かったものの、宿が見つからずに泣く泣く東京まで移動したことがあった。何か大きなセミナーが甲府市内であったらしく、あまりにもタイミングが悪かったのだとは思う。が、そういうことがあったので、今回は念のためにホテルの予約をしておいた。

 とりあえず、ホテルの部屋に荷物を置き、夕食を求めて夜の町へ。漠然と考えていたのは、山梨名物ほうとうを食べることだった。で、甲府駅前には、ほうとうの店として有名な「小作」もあったので、これを狙っていたのだが、店の前に空席待ちの群れが出来るほどに繁盛していた。近くには別のほうとうの店もあったが、そちらも似たような状況だ。駅前には吉野家もあったため、いつものように牛丼で良いかとも思ったが、ほうとうへの未練は断ちがたく、結局、ほうとうをメニューに掲げていた近くの居酒屋に入り、猪肉のほうとうを食べた。珍し料も含まれていると思われる高めの料金設定だったが、味は格別の物ではなかった。まあ、ほうとう全般が、土地の雰囲気を味わうための物で、うまいうまいと感激するほどの物ではないのかもしれない。

 それにしても気になるのが、周りの客の服装だ。どうも半分近くが、登山者のなりである。ホテルでチェックインを済ませるに先立っては、お土産用に、駅の専門店で甲州ワインを買い求めたのだが、そこの客も登山装備の連中ばかりだった。さらに遡れば、朝の乗り継ぎ待ちの小淵沢駅も、登山者ばかりだった。山国であるだけに、山梨県の人が揃いも揃って登山好き、と言うわけなのではあるまい。多くは東京辺りからやってきた観光客なのだろうが、首都圏の人の多さをこんなところでまで再確認させられたのが脅威である。







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